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悪性リンパ腫疾患ガンサバイバーのブログ

助成金のこと

私が住む県では、がんのサポートブックを出していて告知されて戸惑うことが多い患者さんや家族の方の参考になるように地域の医療情報や、これからどうすればいいか、まずは何から手をつけるかなどのヒントになることがたくさん収められていて安心できます。

ガン患者に対して、県や市町村が公的な助成金や給付金を取り扱うことは少ないかもしれないしハードル(条件や申請手続き)も高い場合があるかもしれません。私も何かないかなとずいぶん探しましたが、自分が対象になる給付金はありませんでした。

それでも一生懸命探してひとつだけあったのはウィッグの助成金。これも条件(フルウィッグのみ申請はひとり1回2万円まで)がありますが、私も使うことになるのでウィッグを発注してましたし、助成金の申請書を取り寄せ記入して書類を揃え(ウィッグの領収書や診療明細が必要)郵送するだけにしてあります。

ただし、助成金は予算があるので申請がいっぱいで予算がなくなれば年度内は受け付けてもらえません。そして調子が悪いのにめんどうな申請をして、申請が通っても助成金が振り込まれるまでに数ヶ月かかるのがイライラしてしまいますけど(笑)

ウィッグに関してはガン患者さんが社会へ戻るサポート事業の一環です。働きながら治療することを国が推奨しています。外へ出たいけど抗がん剤の副作用で髪が抜けて外へ出るのが怖いとか、今までと違う見た目で周囲を驚かせてしまうのでは、偏見の目で見られるのでは?というストレスを軽減してくれるものだと思います。病気になっても見た目は大切ですし、外見を整えると心が明るくなることもあります。職場復帰するなら不特定多数の方と顔わ合わせる機会もあり余計です。

病気になり失うものが多く健康な時の体には戻れないことに嘆きがちですが、治療中でもここまでやれるんだと前向きになれることが増えたらいいなと思うのです。

公的な申請は手続きがとにかくめんどうで揃える書類も多いけど信用のためには仕方がない作業だと割り切っています。制度を利用したい場合はその辺りの覚悟も決めて、まずは自治体にガンサポートの給付金や助成金の制度があるか、自分はその対象者であるかを調べたり聞いたりすることは恥ずかしくありません。

今回私が申請したウィッグの助成金申請用紙の裏にアンケートがありました。「助成金の希望の金額」を書いてもいいところがあったので書くのは自由だしということで思い切った金額を書いて今感じていることを書きました(笑)アンケートだから図々しくていいと思ってます。

自分にどんな制度があるか当てはまるかを考えるヒントになるサイト

↓がん制度ドッグ

https://www.ganseido.com/