山も谷も人生も

悪性リンパ腫疾患ガンサバイバーのブログ

受け入れと自覚

6/13は左腋窩リンパ節の腫れている部分から組織を採取する生検手術でした。緊張しながら生まれて初めて手術室台に上がり部分麻酔で切除、時折使われる電気メスで何か焼いてる匂いに気絶しそうになりながら、神経に触ったのか二の腕に走る電気のような痛みがツラくて何度か「痛いです」と言ってました。

告知からしばらく心が追いつかない状態だっけど、ぼんやりしてられないと気づいてメモをこまめにとったり、入院の準備と退院後の生活がスムーズにできるようにしておくこと、部屋で過ごす時の暑さ対策、抗がん剤の副作用の情報収集、お金の心配、生命保険の問い合わせ…動き出したらとにかくやることが多くて焦りました。これが直面する現実なのです。

がんになってしまった→悲しい、どうすればいいかわからない→相談したくても周りに誰もいない、何も手につかない→気持ちが追いつかない→現実逃避、不安、恐怖の繰り返し、これも現実です。私は現実に起きていること、起きるであろうこと、それに対する対策を調べできる限り準備するということをひたすら書くことで不安やストレスを潰していきました。

それをすることで自分が悪性リンパ腫を患い血液のがんということを知ってやっと受け入れ、私は病気になったんだと自覚できたんだと思います。

私はなぜか、頑張って治療するぞ!とかガンと闘うぞ!というファイトは全くないです。

でもあきらめてはいません。治療するからには治りたい、治してまた普通の生活を取り戻したいと考えています。しぶとく、あきらめずに少しずつ進んで乗り越えたいと思います。